ボクにはどうしても描かなければならない一枚の絵があります。
多分いつか見た映画かテレビの映像の記憶なのでしょうか、
ある時からボクの胸郭の内壁を
鳥肌立たせる、漠然とした景色の残像が妄執となって居座り続けるようになりました。
<一人でもいい、人の心を根底から揺さぶり、魂の原風景として、その人の中に在り続ける景色を描きたい>
その妄執がボクに、いまさらながらの時代遅れでつまらない風景画を描かせ続け、
魂を揺さぶられる景色との出会いを求め、ボクを旅へ旅へと駆り立て続けます。
いつか、その一枚にたどり着けたら、こんな孤独な境涯から抜け出して、
若い日に目指した、もっと新しい、もっと広い世界に飛び出すことが出来るかも知れない。
そんな他愛ない望みもまた棄て得ず、一枚また一枚描きつずけております。

絵に描ききれぬ諸々の「おもい」を俳句に託して1ページつくっております。
あわせてご高覧、御批評いただきますようお願い申し上げます。

掲示板設けましたので、お気軽にご意見、景色や旅の情報など頂ければ幸甚です。

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自己紹介 / 風戸一太・1944年生まれ。時々岡山市に時々在住

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